25年ぶりVへ広島牽引、野村はなぜ好調なのか 元恩師が語る5年目覚醒の理由
明大時代の変化と野村が恩師に明かした今季好調の要因
「この(大学4年時の)日本一で、悪夢の、悲運の甲子園のレッテルを、自分ではがしたと思います。気にしていないような言い方をしていましたが、こだわりはあったと思います」
そんな明大の4年間で一番変わったことは、体格と体力面だという。
「練習の合間に、食堂にあるご飯でおにぎり作って食べていました。試合中に熱中症で投げられなくなったこともありましたが、トレーナーと常に相談をして、自分でコントロールしていましたね」
4年生の秋には、体が大きくなったことで力に任せた投球が増え、打ち込まれることが多かったが、捕手出身の善波監督の下、監督が実際にボールを受けるなどして投球を修正していった。「野村は納得したら、吸収して身にするまでが早い。その結果、神宮大会決勝は完封して優勝できました」。
そんな野村は今シーズン好調の理由について、チームの先輩である黒田博樹投手の存在が大きいと話しているという。