夏の甲子園優勝投手たちの現在地 彼らはあの輝きを再び取り戻せるか?

2年目SB島袋は今季1軍登板なし、同じく2年目の西武・高橋は1軍でジンクスと戦う

 興南高を卒業後、中央大を経てプロ入りした福岡ソフトバンクの島袋投手は今年で2年目。1年目の昨年は9月25日の千葉ロッテ戦でプロ初登板を果たしたが、今季はまだ1軍での登板はない。2軍では主に中継ぎで登板し、1軍昇格に向けて奮闘が続く。高校時代は「琉球トルネード」と呼ばれた独特の投球フォームで春夏連覇を達成しただけに、このまま終わるわけにはいかない。

 埼玉西武の高橋光成投手はプロ1年目の昨年、初登板は8月となるも、そこから5連勝を挙げ、大器の片鱗を見せる。2年目の今年は開幕から出遅れるも、6月初めまで3勝1敗とまずまずの成績を残していた。しかしその後、試合序盤は好投するも中盤になると突然崩れて降板するケースが増え、次第に負け数が多くなっていく。8月14日のオリックス戦で約2ヶ月半ぶりの白星を挙げるが、続く21日の千葉ロッテ戦で今季10敗目と「2年目のジンクス」に苦しんでいる。

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