守護神マーティンが負傷離脱 栗山監督「大丈夫。新しい物が必ず生まれる」
リーグ優勝に向けての正念場で迎えた窮地「前へ進んでいくだけ」
日本ハムの栗山英樹監督が6日、左足首捻挫で出場選手登録を抹消されたストッパーのクリス・マーティン投手の穴をチーム全員で埋める考えを明かした。
マーティンは4日のオリックス戦(ほっともっと神戸)での登板後に患部を痛め、この日札幌市内の病院で全治4週間と診断された。レギュラーシーズンでの復帰は絶望的。6月中旬に中継ぎから抑えに転向し、ここまで52試合登板、2勝0敗21セーブと安定した成績を残す右腕。栗山監督は代役の具体名を挙げずに、チーム全員の奮起を求める考えだ。
「もう前へ進んでいくだけ。もちろん(マーティンの代役の)イメージはあるが、全員でいく。オレはやるべきことをやるだけ。マーティンは1点差でも大丈夫な投手。ある意味、12球団で一番安定感のある投手だったと思う。そんな投手の代わりなんているわけがないから」
チームには勝ちパターンで投入する宮西尚生や谷元圭介、石井裕也がおり、さらに、この日からは吉川光夫、斎藤佑樹が1軍合流した。いずれも1軍での抑えはないが、経験は豊富だ。状況に応じて、スクランブルで起用していくつもりだ。