広島25年ぶりV、優勝会見全文 選手の胸打った黒田博樹の涙
菊池、考えながら戦ったシーズン、「自分を殺しつつ、みんなのために」
――監督にうかがいます。今シーズンを振り返って、印象に残る試合、場面を教えてください。
緒方「一つは難しいですね。試合を強いて挙げるなら、広島で、マツダスタジアムで試合をする時ですね。ファンの声援というか、あれは本当に選手の力になって、本当に後押ししてくれるので、今シーズンは特に広島での戦い、マツダスタジアムでの戦いが、特に印象に残っています」
――優勝が決まったばかりですが、残りのレギュラーシーズンの戦い、そしてクライマックスシリーズに向けての意気込みをお願いします。まずは監督から。
緒方「ここが最終目標ではないので、やはり日本一が目標なので、今まで追うことしか知らなかったのが、こうやって追われる立場として、今シーズンは戦いますし、クライマックスシリーズも1位としてマツダスタジアムで戦うので、これは全て強くなるための経験だと思います。この経験の中で勝ち切って、日本一を勝ち取りたいと思っています」
――黒田さんはいかがでしょうか。
黒田「CS、日本シリーズとね、短期決戦になってくるので、今まで以上にチーム一丸となって、戦っていきたいなと思います」
――新井さん、お願いします。
新井「僕も同じなんですけど、CSと日本シリーズがありますので、またもう一回気を引き締めて、まずはCSに向けて頑張りたいと思います」
――丸さん、菊池さんはタイトルなどの可能性もありますが。
丸「個人的な成績はあまりないですけど、今日、優勝できたことを一つの区切りにして、まだこれから続きますから、これまで以上に負けられない戦いになるので、CSを勝ち切って、日本シリーズと続くので、それに向かってやっていきたいと思います」
――最後に菊池選手。
菊池「今と変わらず、チームのために自分の仕事をしっかり、これから先、できるようにしっかりやりたいと思います」
【了】
大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo