田中将大の3年目は黒田博樹をも上回る活躍!? 米メディアがデータで検証
過去10年のヤンキース優良投手の中でもトップクラス
また、同記事内では、最近10年にヤンキースでプレーした先発投手たちとの比較もしている。先ほど用いたERA-というスタッツに注目してみると、田中はCCサバシア、マイク・ムッシーナ、黒田博樹、王建民といった名だたるメンバーが好成績を収めたシーズンを上回る「71」をマーク。ERA-は、基準値100から下回るほど価値が高いとされるスタッツだが、2012年に16勝11敗、防御率3.32、投球回219回2/3という好成績を収めた黒田博樹の数値は「79」。2006年に19勝6敗、防御率3.63、投球回218回で最多勝を取った王建民でも同年のERA-は「80」で、田中の「71」が圧倒する形になっている。
なじみ深い成績だけではなく、さまざまなスタッツの観点から「リーグ屈指」「最近10年では球団史上屈指」と証明された田中。残りわずかとなったシーズンでどんな登板を見せるのか。そして、ヤンキースをプレーオフへ導くミラクルを巻き起こすのか。しばらく目が離せなそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count