大谷翔平の好投“アシスト”した吉井コーチの言葉 「だいぶ楽になった」
天王山で好投の大谷、味方の好守にも救われ2か月半ぶり白星
日本ハムの大谷翔平投手が、21日のソフトバンクとの天王山(ヤフオクドーム)で「8番・投手」で先発出場。最速163キロの剛速球を軸に、8回4安打1失点に抑えて約2か月半ぶりの9勝目。打撃では6回2死一塁で左翼線二塁打を放った。チームの4連勝と8日ぶりの首位奪取へ大きく貢献した。
敵地・ヤフオクドームでのヒーローインタビュー。大谷は興奮冷めやらぬ表情で振り返った。
「投手戦になると思っていた。最少失点でいこうと思ってました。相手は強いソフトバンクですし、自分の出せるモノを全部あそこ(マウンド)に置いてこようと思ってました。僕は優勝したことがないので、まずは優勝して。みんなと喜べるように頑張りたいと 思います」
序盤は制球が荒れた。初回1死から本多、中村と連続四球。それでも4番・内川を160キロで二ゴロ併殺打に仕留めた。レアードの38号2ランで先制した後の2回は、長谷川の二塁打と今宮の四球で2死一、二塁としたが、158キロで細川を二ゴロに抑えた。
「投げている最中の記憶はあんまりないですけど、1人1人しっかり抑えるつもりでした。最初は緊張してましたし、なかなか、こういう所では投げ慣れていないので。序盤から中盤にかけては味方の得点で楽になって、いいリズムで投げることが出来たと思います」