大谷翔平の好投“アシスト”した吉井コーチの言葉 「だいぶ楽になった」

“中半日”での強行出場にも意欲

「吉井コーチから『パーフェクトな投球でなく、グッドな投球でいい。それぐらいの気持ちでいけ』と言われていた。それでだいぶ楽になりました」

 リアル二刀流とはいえ、投手を優先させるための8番先発。 8番は新人時代の13年4月13日のオリックス戦以来だった。2回1死、4回2死二塁と2打席連続三振に倒れたものの、6回2死一塁で左翼線二塁打を放った。4打数1安打だった。

「打席はあまり気にしてなかった。どうやって抑えるかしか考えてなかった。いいところで一本を出せるようにと打席で準備してました」

 ヒーローインタビューでは「(初戦の勝利は)すごく大きいですし、気持ちはもう明日に向かっている。ファンのみなさんと一緒に勝ち抜きたいなと思います。明日はここで打席に立って、またここ(ヒーローインタビュー)に戻ってこれるように頑張ります」と気合を込めた。22日は14時開始のデーゲーム。登板翌日は完全休養してきたが、“中半日”での強行出場に意欲を見せた。

「僕はいつも出るつもりでいます。打席で仕事をしていないので、明日できるように。しっかり援護出来るように頑張りたいなと思います」

 22日の直接対決に勝てば、優勝マジック6。負ければソフトバンクに「8」が点灯する。「打者・大谷」としてチームを勢いに乗せたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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