広島は盤石、DeNAは「巨人を食うかも」…どうなる? セ・リーグCS
DeNAは「上位打線が元気すぎる」も…「カープの壁は厚く、高い」
「1戦目の先発は井納かもしれないですね。ラミレス監督は相性を見ますから。1戦目を井納で取って、あとの2試合をどうにか(勝つ)、というところかなと。井納、山口、石田、今永の中から3試合先発を組んでも、1人残る。例えば2試合で巨人に勝ってしまえば、余ったピッチャーと今永で広島とのファイナルステージ1、2戦にいける。今永はカープに強いですからね。
ただ、中継ぎでは須田の怪我が大きい。でも、須田の穴を砂田が埋めてくれるかもしれません。左右の違いはありますけど、リリーフでいい使われ方をして、結果を出していました。砂田がカギを握るのではないでしょうか。もしくは、先発を4枚で行くとするならば、三嶋あたりをブルペンに入れても面白い。須田の穴さえ埋まれば、というところですね」
さらに、打線を見てみると、巨人は首位打者の坂本や村田も好調を維持し、ギャレットも後半戦は状態を上げてきた。ただ、野口氏は「ここに来てDeNAの上位打線が元気すぎる」と、こちらもDeNA有利と見る。
「桑原が1番で結果を出していて、梶谷が2番で蘇ってきた、3番以降も、ロペス、筒香、宮崎までが元気ですね。あとは状態を見て適材適所。広島にも対抗できる打線ですし、この攻撃陣からすると、巨人よりはDeNAのほうが上回るんじゃないかと思わせますよね」
しかし、どちらが勝ち抜いたとしても、「カープの壁は厚く、高い」という。「シーズン89勝もしているわけですからね。カープは盤石で受け止める。待ち構えています」。野口氏は、独走Vを果たした広島の強さは、やはり頭一つ抜けていると指摘する。