パは先勝チームの突破率100%もホークス内川「僕らにとっては過去のもの」
工藤監督「まだまだ日本一のチャンスある」
北海道日本ハムの劇的な優勝で終わった今季。3連覇が消え、失意の選手たちに工藤監督は「まだまだ日本一のチャンスはある」と鼓舞した。選手としても、今一度日本一へ一丸とならなくてはいけない。その思いをバットで体現させるかのように、キャプテンが結果で引っ張った形だ。
先発が試合を作り、デスパイネは2本塁打。千葉ロッテ打線も、福岡ソフトバンクの守護神・サファテ投手を追い詰めるなど、最後まで諦めない姿勢で、ポストシーズンならではの白熱した試合が展開された。
2007年から始まったCS、初戦に勝利したパ・リーグのチームは100%の確率でファイナルステージに進出しているというデータがある。とはいえ相手は「下剋上のロッテ」。短期決戦の勝負強さはまだまだ福岡ソフトバンクにとって油断できないだろう。ヒーローインタビューでその結果を告げられた内川は「いいデータではありますけど、僕らにとっては過去のもの。明日勝てるように」と、慢心を封印。悲劇を歓喜に変えるために、ホークスの逆襲が始まるか。