まもなくドラフト会議 昨年話題を集めたドラ1選手たちの1年後の成績は?

SB高橋純平は2軍で2勝1敗、防御率2.22、フレッシュオールスターに出場

○中日 小笠原慎之介投手(東海大相模)
15試合2勝6敗 防御率3.36

 昨年夏の甲子園優勝投手で151キロを計測した高校ナンバーワン左腕。高橋純平の抽選に敗れた中日が外れ1位で指名。こちらも日本ハムと競合になったが、引き当てた。高卒新人ながらチーム事情もあって5月31日のソフトバンク戦で1軍昇格。好投しても白星に恵まれず、初勝利は9月4日の巨人戦(東京ドーム)となり、シーズン2勝をマークした。現在はナゴヤ球場で秋季練習中。森繁和新監督から指導を受けるなど、さらなる飛躍が期待される。

【パ・リーグ】

○日本ハム 上原健太投手(明大) 
1試合0勝0敗 防御率0.00

 190センチの長身から150キロを超える直球を投げ下ろす剛腕として東京六大学の注目を集めた。大学3年の秋は3勝1敗、防御率0.96で最優秀防御率に輝き、スケールの大きさを感じさせると同時に、評価を上げた。今季はイースタンで18試合に登板し1勝4敗。防御率は5.63とプロの壁を感じた。今季最終戦のロッテ戦でプロ初登板を果たし、1回無失点で147キロを計測。フェニックスリーグで磨き、来季の足掛かりとしたい。

○ソフトバンク 高橋純平投手(県岐阜商) 
今季1軍登板はなし

 高校球界ナンバー1右腕として注目。センバツ出場はしたが、その後、怪我に泣き、夏の甲子園出場はなかった。中日、日本ハムと3球団競合の末、ソフトバンクが獲得に成功。5月28日のタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグの広島戦で実戦デビューした。最速148キロを計測し、2回2失点。6月7日の本拠地ヤフオクドームの中日戦で初勝利。フレッシュオールスターにも出場した。今年はファームで7試合2勝1敗。28回1/3を投げ、防御率は2.22だった。来季の1軍デビューの期待が高まる

○ロッテ 平沢大河内野手(仙台育英)
23試合 打率.149 0本塁打 3打点

 仙台育英高出身で3年夏の甲子園で3本塁打を放つなど高校通算22本塁打。攻・走・守の3拍子そろった選手。地元・楽天の単独指名が有力視されていたが、10年に1人の高卒野手と高い評価をしたロッテも参戦。抽選の末に獲得に成功した。5月11日に1軍昇格し、8月17日の楽天戦でプロ初ヒットを放った。イースタンでは81試合に出場し、打率.212。7本塁打を記録するなど、パンチ力も見せつけた。来季は1軍に定着したい。

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