まもなくドラフト会議 昨年話題を集めたドラ1選手たちの1年後の成績は?

後半から実力発揮のオリックス吉田、打率.290、10本塁打で来季に期待

○西武 多和田真三郎投手(富士大学)
18試合7勝5敗 防御率4.38

 北東北大学リーグでは2年時以降で存在感を示す投球が続いた最速152キロ右腕。直球の力強さや変化球の質が高く、西武首脳は高く評価。右肩を痛めていたが、即戦力ローテ入りを見込み、早い段階で1位指名を公表、獲得に成功した。富士大からは山川、外崎に続き、3年連続の指名となった。5月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)でデビューも1回0/3を投げて4失点。6月19日のヤクルト戦(神宮)で5回5失点でプロ初勝利を挙げた。8月11日の日本ハム戦では9回3安打で初完投初完封。新人で一番最初に完封勝利を挙げた。

○楽天 オコエ瑠偉(関東一)
51試合 打率.185 1本塁打 6打点

 高校2年秋から頭角を現し、その脚力と思い切りの良い打撃で、一躍甲子園のヒーローに。ロッテとの抽選の末、平沢の獲得はならなかったが、将来のセンターラインの軸として獲得。3月25日のソフトバンク戦で代走デビュー。翌26日には初打席。四球を選び、初盗塁を決めた。その姿だけでコボスタ宮城のファンは盛り上がった。一度出場登録を抹消されたが、再登録された後の5月31日阪神戦(コボスタ)でプロ初安打を含む4打数2安打。6月18日のDeNA戦では初アーチも描いた。8月上旬をもって再び1軍を離れたが、来季以降はレギュラー定着を目指す。

○オリックス 吉田正尚外野手(青学大)
63試合 打率.290、10本塁打 34打点

 大学日本代表で4番を務めたスラッガー。フルスイングが魅力で東都リーグでは4年秋に5本塁打。打率.400、15打点とトップの数字。オリックスでも主軸候補として期待されている。ナショナルズの左の強打者ブライス・ハーパーに憧れ、背番号は34。後半戦から力を発揮し、本塁打を量産。消化試合では4番にも入った。来季はクリーンアップも十分に任せられそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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