【パCS】SB明石、芸術的な内角打ちは「もう無理」!? 大谷撃破も誓う「勝つとデカイ」
指揮官の期待に見事に応え「短期決戦になると逆方向に打てる」
9日のCSファーストステージ第2戦、4回に価値ある同点打を放ったのは、この日7番で起用されたソフトバンクの明石健志だ。2死二塁の場面で、ロッテ先発・石川歩の8球目をレフトへと運んだ。インコースのストレートに対して、左肘を体の側面に付けるようにして逆方向へ運ぶ芸術的なバッティングに、明石は「もう無理」と笑った。「もう一回やれと言われても無理」という意味だ。
この殊勲打以外の3打席はすべて四球で出塁しているが「1打席目で(石川の)ある程度の球を見ることができた」と明石。確かにその打席では外と内のストレート、インローのカーブなどでフルカウントとなり、最後は低めのシンカーを見送っている。
工藤公康監督は、明石のスタメン起用について「逆方向にいい打球を飛ばしていたから」と語ったが、「毎日スタメンが変わるから、常に気は抜いていない」という明石は、指揮官の期待に見事に応えてみせた。