八戸学院光星が完封負けで準々決勝敗退、4年連続の選抜出場は絶望的に
あと一本が出ずに0-6で完敗、仙台育英と「決定的な差」
高校野球の秋季東北大会は16日、準々決勝4試合が行われた。荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたの第1試合では、八戸学院光星(青森第2代表)が仙台育英(宮城第1代表)に0-6で敗戦。4年連続の選抜大会出場は絶望的となった。
仙台育英の左腕エース・長谷川拓帆の前に放った安打はわずか4安打。四球などで好機はあったが、あと一本が出ずに完封負け。仲井宗基監督は「攻撃の調子やチームとしての勢いが県大会から上がらず、逆に落ちてしまった。決定的な差は、仙台育英がファーストライクを振ってきたのに対し、ウチは見逃したこと」と肩を落とした。
八戸学院光星は先月3日、仙台育英と練習試合をしていたが、東北大会での対戦を見据え、エース・向井詩恩は投げさせなかった。満を持してエースをあてたかった八戸学院光星だったが、誤算があった。前日の不来方(こずかた、岩手第2代表)との2回戦。2回までに2点を奪ったものの、3回以降は得点できず、先発したエース・向井詩恩を途中で代えることができなかったのだ。完投したエースをこの日の先発にはできなかった。
また、仙台育英との練習試合で1年生の成田太一が好投を見せたが、「まだ体力がなく、終盤につかまる可能性がある」と仲井監督。そこで、この日は背番号11の國武大祐に先発を任せた。