【高校秋季東北大会】 キーワードは「気感動」 盛岡大付、足使う新たなスタイルで選抜出場確実に

岩手県勢初の明治神宮大会出場へ「まだ1試合あるぞ」

 関口監督が「走ることに貪欲さがある」と言う今年の2年生。現チームから始めたのが、練習試合で盗塁した選手に「なぜ、今、走ったのか」と尋ねることだ。「行けると思ったから」といった曖昧な答えは許さず、投手のクセや捕手の配球など、しっかりとした根拠を述べさせるようにした。キーワードは「気付いて、感じて、動け」という意味の「気感動」。特に秋のチームはまだどこも完成度は低いため、何かしらの突破口がある。「気付いて感じても動かなければ成立しない」と、勇気を持って挑ませた。

 この日、安打数は同じ12本だったが、酒田南の盗塁0に対し、盛岡大付は3盗塁。序盤ではけん制で挟まれる場面もあったが、後半の2つの盗塁は得点に絡んだ。

 決勝進出は7年ぶり。勝てば初優勝で、岩手県勢初の明治神宮大会出場も決まる。「いいゲームを展開したい。選手にはまだ1試合あるぞ、と声をかけたい」と関口監督。打力に足を絡める盛岡大付が新たなスタイルで優勝旗を掴み取る。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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