【高校秋季東北大会】仙台育英が9度目V 上林、平沢らに続く3度目の明治神宮大会制覇なるか
盛岡大付を下して2年ぶり優勝、選抜出場確実から「もう1つの山を登る」
高校野球の秋季東北大会決勝が19日、山形県の庄内銀行・日新製薬スタジアムやまがたで行われた。仙台育英が盛岡大付を6-2で下し、2年ぶり9度目の優勝と明治神宮大会出場を決めた。
2年ぶりの東北チャンピオンにも佐々木順一朗監督の口からは厳しい言葉が並んだ。
「両チームが(準決勝の)山を越えてきたことで、両チームとも心のスキが表れるだろうな、と思った。厳しい目で見れば、前半は相手のミスに助けられ、そのスキを突くことができた。逆に後半は点差が開いたことでウチが中だるみのようになり、スキが出た」
東北地区の選抜大会の出場枠は2つ。突破することで選抜大会出場を大きく手繰り寄せられる準決勝が“大一番”の勝負になる。佐々木監督は決勝戦を「(準決勝という)大きな山を越えて、もう1つの山(決勝)を登る」と表現した。そして、「ウチだけではなく、盛岡大付も準決勝を勝ったことで少なからず、スキが出るはず」と話していたが、その言葉が現実のものとなった。