入団辞退から1年、奇跡の再指名! 四国IL松澤が全体最終で巨人育成8位指名
昨年は育成3位指名も怪我で辞退、ドラフト全115人中最後に名前呼ばれる
プロ野球のドラフト会議が20日、都内で行われた。
昨年のドラフトで巨人から育成3位指名されながら、左手の怪我で入団を辞退した四国アイランドリーグ・香川オリーブガイナーズの松澤裕介外野手が、今年は同じく巨人から育成8位で指名された。全115人中の最終指名だったが、念願のチャンスを手に入れた。
朝日大を卒業後、「1年だけ」と両親を説得してプロ野球選手になる夢を追うことに。2015年に四国ILの香川入り。昨季は打率.275、10本塁打、43打点の活躍でスカウトの目に留まり、巨人が育成3位で指名した。だが、左手に手術を要する怪我を負い、涙を呑んで入団辞退。今季再びドラフト指名を目指し、香川で再始動した。
今季は打率.253、2本塁打、17打点と成績は振るわなかったが、思い切りのいい打撃と強肩を生かし、開催中のフェニックスリーグで全力プレーを続けている。
失意の入団辞退から1年。ようやくプロへの一歩を踏み出した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count