パ・リーグ球団にドラフト指名された甲子園出場の選手たち
育成に定評の日本ハムは1位・堀(広島新庄)を含む4人の高校生を指名
楽天に指名された藤平投手は、千葉市リトルシニア時代、侍ジャパン15U(当時)に選ばれ将来を嘱望されていた。横浜高では2年秋に急成長を遂げ、一躍ドラフト上位候補に躍り出る。高校最後の夏となった今夏は名門横浜高のエースとして、同校3年ぶりの甲子園出場に貢献。甲子園でもその実力を発揮した。U-18アジア選手権では2度目の侍ジャパン入りを果たし、「高校BIG4」の一角として君臨した。今度は侍ジャパントップチームでの活躍が見たいところだ。また、楽天8位指名の京都翔英・石原彪(つよし)選手は藤平投手と同じく15Uでプレー。プロで再びチームメイトとなる。
田中投手、佐々木投手と2度のくじ引きを外した北海道日本ハムは、広島新庄高の左腕、堀瑞輝投手を指名。今夏の甲子園では2試合連続完投勝利を挙げた左腕は、特にU-18アジア選手権で輝きを放った。準決勝の韓国戦、決勝の台湾戦とリリーフで好投しドラフト上位候補に浮上した。北海道日本ハムは堀投手だけでなく、今春のセンバツで注目を集めた大阪桐蔭・高山優希投手を5位で指名。東京ヤクルトに1位指名された寺島成輝投手との2枚看板で今夏の甲子園に出場した履正社・山口裕次郎投手を6位と、3人の高校生左腕を指名する。また、最後の9位では中京高のスラッガー・今井順之助選手を指名と「スカウティングと育成」に定評のある同球団らしい高校生の指名を見せた。