「間合い、ボールの軌道…」 日ハム大谷、黒田から得たかけがえない財産

憧れの投手から2本のツーベース、初対決に「幸せなこと」

 25日の広島との日本シリーズ第3戦(札幌ドーム)でサヨナラタイムリーを放った日本ハム・大谷翔平投手。憧れの投手の1人、黒田博樹投手からは2安打を放ち、打者・大谷としてチームの劇的な勝利に大きく貢献した。

 初対決は初回1死一塁。初球のツーシームを左翼線へ弾き返した。二、三塁へとチャンスを広げる二塁打。続く中田の遊ゴロの間の先制点を呼び込んだ。1点を追う4回先頭の第2打席では内角へ食い込むカットボールを右中間へ。同点とはならなかったものの、シリーズ2度目のマルチ安打をマークした。

 ドジャース、ヤンキースで活躍し、日米通算203勝を挙げた黒田との初対決。以前から黒田の著書を読むなど、投球術の参考にしてきた憧れの投手。「素晴らしい投手ですし、(来季は)もう見られないと思うと寂しいですけど、最後にこうやって対戦するチームとしては幸せなこと。自分でも勉強することはすごい多いと思います」と目を輝かせていた。そして、初対決後も「勉強になった」と声を弾ませた。

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