ダルビッシュ、田中も獲得候補か 世界一カブス、来オフは投手獲得に本腰!?
2014年には田中獲得に本腰を入れていたカブス
今季は31試合登板で14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07をマーク。先発ローテーションを1年間守り、大台のシーズン200イニングまで1/3イニングに迫る199回2/3を投げた。名門球団のエースとしての立場を確立。投球内容でも明らかな向上を見せており、来季以降のさらなる”進化”にも期待がかかるシーズンだった。
まだ28歳ということもあり、来季もこれと同等か、さらにいい成績を残すようならば、現在の年平均2200万ドル(約23億円)よりもいい契約をつかめる可能性は高い。その場合、契約年数も残り3年から伸びることは確実で、オプトアウトしてFA市場に打って出る価値は十分にある。田中が楽天からメジャー挑戦した際、当時低迷していたカブスはチーム再建の目玉として獲得に動き、最後までヤンキースと争奪戦を繰り広げた経緯もあり、FAとなれば再び興味を示すかもしれない。
「カブスの素晴らしい守備は、FAとなる投手にとっても魅力的なものとなるだろう。それに加えて成功を収め、勢いにのるカブスのチーム状況もある。もちろん、話がすべてうまくいくとは限らない。カブスは必要とする投手を獲得するために、中心選手(野手)のトレードも検討する必要があるかもしれない」
投手にとっても魅力十分のカブスだが、FA市場からではなくトレードで投手の補強に動く可能性もあるとオルニー氏は言及している。いずれにせよ、来オフまでに先発投手の獲得が必要なことは確かだ。黄金期を迎える世界一球団で、日本人投手が先発ローテーションの柱として躍動することになるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count