「世界一」侍ジャパンU-23代表のもう1人のMVP 本田圭佑が見せた存在感
メキシコ、そしてオーストラリアへ…国際的なオフで得る貴重な経験
「外国人を相手にカーブをすごく有効に使えたので、(投げたのは)ほとんど真っ直ぐとカーブだけでした。今までそこまでカーブに自信を持っていなかったけど、今は自信を持って投げられるようになりました」
日本人打者を相手にするだけでは得られない経験を経て、ピッチングの幅を広げた。今大会を終えた後は、オーストラリアのウィンターリーグに参加し、そこでさらなる成長を求める。決勝戦で対戦したオーストラリア代表の中に、1週間後にはチームメイトになる選手もいたそうだ。オーストラリアでは、引き出しを増やす意味でもチェンジアップの習得に努める。
「(今大会で)カーブが使えるっていうのは分かったんで、その他の球種。球団から、外国人はチェンジアップを教えるのがうまいって聞いてます。それでチェンジアップを投げられるように、と。もう1つの球種をオーストラリアでレベルアップできたらいいと思います」
メキシコの経験で得た感覚を、オーストラリアでさらに進化させる。国際的なオフを過ごして経験値を積んだ本田圭佑が、1軍先発ローテに定着する日はそう遠くはないのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count