【高校野球】プロ注目の好投手&強打者がズラリ…11日開幕“選抜前哨戦”で輝く選手は?
春に続き連覇した福岡大大濠、チームを牽引するエース三浦
宇部鴻城は4番の遊撃手・嶋谷将平を中心に2年ぶり2回目の中国大会優勝を遂げた。決勝戦の市立呉戦(広島)でも打線が爆発。14安打13得点。2、8回以外の7イニングで得点を入れた。前のチームでも主軸だった嶋谷は4打数4安打2打点。大会を通じて好調をキープした。守っても安定した動きを見せる県内屈指のショートストップ。全国の舞台でどれだけのパフォーマンスができるか。
四国大会では明徳義塾(高知)が優勝し、明治神宮大会に駒を進めた。4番は今年の夏の甲子園の主軸だった西浦颯大選手。四国大会の準決勝・済美(愛媛)戦では高校通算23本目となる本塁打を放つなど打力は健在。その打撃センスは非凡で、早実の清宮、履正社の安田と同じく、来秋のドラフト指名が有力だ。明徳義塾は明治神宮大会1回戦で作新学院と激突。新チームではあるが今年の夏の甲子園準決勝の再戦となるため、楽しみな一戦だ。
九州大会は福岡大大濠が春に続き、秋も連覇した。今夏のエースだった浜地真澄投手は阪神にドラフト4位で指名された。その後を継いだエース三浦銀二が決勝の東海大福岡で3失点完投、準決勝の秀岳館(熊本)は5安打完封勝利。準々決勝の鹿児島実も完封、2回戦の大分商も完封するなど、各県の強豪相手をねじ伏せてきた。昨年夏から4番を務める東怜央は右の好打者で、高校通算本塁打は40発を超える。福岡大大濠は作新学院と明徳義塾との勝者と対戦する。
今回の秋の全国大会はプロ注目の選手たちも多く出場する。今春の選抜出場をほぼ手中に収めている彼らは全国の舞台でどんな活躍を見せてくれるだろうか。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count