侍強化試合視察したWBCライバル国監督、打者大谷に釘付け「すごいパワー」
元レッドソックス環太平洋地区担当スカウトで日本球界を熟知
来年3月7日から始まる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて準備を整える野球日本代表「侍ジャパン」は、先日メキシコ代表とオランダ代表と4試合の強化試合を行った。初選出された選手の起用法や戦力を見極める中で勝利を目指した侍ジャパンは、接戦を強いられる場面も多々あったが、3勝1敗と勝ち越した。そんな日本の戦いぶりを視察していたのが、WBCオーストラリア代表監督を務めるジョン・ディーブル氏だ。
2002年から今季までレッドソックスで環太平洋地区担当スカウトとして働いたディーブル氏は、10月からドジャースへ移籍。同じく環太平洋地区の担当スカウトとして戦力補強に努める。レッドソックスが松坂大輔(現ソフトバンク)や田澤純一(レッドソックスFA)を獲得する際にも尽力した人物で、日本球界を熟知する存在としても知られている。
母国オーストラリアでは球界の第一人者としても知られ、2000年シドニー五輪、2004年アテネ五輪の代表監督をはじめ、WBCでは2006年の第1回大会から3大会連続で代表監督を務め、来年もチームを率いることが決まっている。先月末からメキシコ・モンテレーで開催されたU-23ワールドカップにもコーチとして参戦。日本と決勝を戦ったが、惜しくも2位に終わった。