楽天は最後の創設時メンバーや5球団競合左腕が戦力外に 期待の助っ人は5月退団

“優勝請負人”と期待のゴームズは打撃低迷で早々に帰国

◯山内壮馬投手(戦力外)
プロ9年目。通算57試合登板。17勝15敗1ホールド、防御率3.01

 07年の大学生・社会人ドラフト1巡目で中日に入団。12年に24試合に先発して10勝7敗、防御率2.43と好成績を残した。しかし、その後は実績を残せず、15年はプロ入り後初の1軍登板なしで戦力外に。オフに入団テストを経て楽天と契約したが、今季は1試合登板で2年連続の戦力外となった。

◯川本良平捕手(戦力外)
プロ12年目。通算345試合出場。打率2割7厘、19本塁打、79打点。

 04年のドラフト4位でヤクルトに入団。ルーキーイヤーに1軍キャンプでスタートを切るなど期待された。パンチ力のある打撃などを生かして存在感を見せる年もあったが、シーズンを通して正捕手の座をつかむことはできず。13年3月にロッテにトレードされ、3年で戦力外に。15年オフに入団テストを経て楽天と契約したが、今季は11試合の出場に留まり、2年連続で戦力外となった。

◯岩崎達郎内野手(戦力外)
プロ10年目。通算378試合出場。打率1割9分7厘、1本塁打、33打点。

 06年の大学生・社会人ドラフト6位で中日に入団。守備力を生かして10年には自己最多78試合に出場した。13年3月3月に金銭トレードで楽天へ。1年目は74試合に出場したが、徐々に出場機会を減らし、今季はプロ入り後初の1軍出場なしで戦力外となった。

◯ジョニー・ゴームズ外野手(シーズン途中に退団)
入団1年目。18試合出場。打率1割6分9厘、1本塁打、7打点。

 2月に補強の目玉として加入が決定。メジャー通算1203試合出場で162本塁打、526打点を誇り、13年にはレッドソックスで上原、田澤とともにワールドシリーズ(WS)制覇に貢献。人格者として知られ、15年もロイヤルズで世界一に輝くなど“優勝請負人”としても期待された。しかし、楽天では打撃低迷。5月に退団が発表された。米帰国後は地元メディアに対し、チームメートとのコミュニケーションに問題があったことや、地震の恐ろしさを経験したことなどを退団の理由として明かした。

◯ラダメス・リズ投手(退団)
入団1年目。5試合登板。0勝3敗1ホールド、防御率6.94。

 今季から楽天に加入したドミニカ共和国出身の右腕。11年には韓国LGツインズで同国史上最速となる161キロをマークし、昨年はメジャーでも150キロ台後半を連発した剛腕として期待されたが、活躍できずに1年で退団となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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