球界は「打てる捕手」不作の時代 90年以降でシーズン20発を放った捕手は?
城島は5年連続20発、阿部は16年連続2桁本塁打
◯谷繁元信(横浜・中日)
横浜時代の2001年、中日時代の2002年に20本塁打以上をマークするなど、勝負強い打撃で恐れられた捕手。1989年の1年目から引退した2015年まで通算3021試合に出場。最後は監督兼任選手として日本記録を樹立した。
◯城島健司(ダイエー/ソフトバンク・マリナーズ・阪神)
強打と気迫あふれるプレーで本塁を守ってきた捕手。ホークス時代にはクリーンアップも打ち、31本塁打の2001年からメジャー移籍する2005年まで5年連続20発。マリナーズに移籍した2006年も2ケタ本塁打(18本)を記録するなど日米で「打てる捕手」として君臨した。阪神で日本復帰した2010年にも28発を放っている。
◯阿部慎之助(巨人)
1年目の2001年から開幕スタメンに起用され、巨人の主軸への道をスタート。入団から今年まで16年連続で2桁本塁打を記録するなど4番打者としてチームを牽引。2010年には44本塁打。日本一になった2012年には首位打者と打点王を獲得。近年は一塁に転向し、勝負の時期を迎えている。
◯田上秀則(ソフトバンク)
シーズン途中からレギュラーに定着した09年は、下位打線での起用だったが、26本塁打を記録した。ホークスの捕手で20本塁打をマークしたのは城島以来5年ぶりだった。この年はチーム最多でリーグ4位の本塁打数。ベストナインに選出された。