SB大隣が大幅減でサイン 「何も仕事ができてない。来季が最後の気持ちで」
今季わずか1試合登板で1勝、1300万円減の5500万円でサイン
5日、ソフトバンクの契約更改で大隣憲司が1300万円減の推定年俸5500万円でサインした。
昨年8月に左肘の手術を受けた大隣は、春季キャンプ終盤から状態を落として開幕1軍を逃した。2軍戦で登板しながら調整し、7月10日の楽天戦で今季1軍公式戦初登板。6回を投げて白星をつかむも、その後も筑後のファーム施設に通う日々が続き、結局1試合のみの登板に終わった。
「1勝したといっても、その1日しか上にいなかった。自分の中では何も仕事ができてないが、サインしたので、また来年しっかりやろうという気持ち」
難病を克服して、チームの日本一に貢献したのが2年前。シーズン終盤の日本ハムとの優勝争いを見ていても「楽しくも何ともない。ああいう場所で投げてこそプロ野球選手」と悔しさを噛み締めた。