レンジャーズ地元紙が球団に決断迫る ダルビッシュは「契約延長かトレードに」

ダルビッシュと「契約延長か、トレードか」―地元紙が“要望”

 一方、同じア・リーグのレッドソックスは補強に積極的な動きを見せており、ヨアン・モンカダ内野手、マイケル・コペック投手、ルイス・アレキサンダー・バサベ外野手、ビクター・ディアス投手の若手有望株4選手を放出。代わりにメジャー屈指の左腕セールを獲得した。

「ダラス・モーニング・ニュース」紙は同リーグの強豪球団が先発ローテをさらに強化させる補強を見せたことにすぐさま反応。「クリス・セールのトレードがレンジャーズに決断を迫る:ダルビッシュ契約延長、もしくはトレードか」との見出しで特集を組み、「もし2017年以降も競争力を保ち、優勝したいのであれば選択肢はない。球団は中翼手獲得に無駄骨を折るのではなく、ダルビッシュに目を向けなければならない」と指摘した。

 さらに「レンジャーズは彼と契約しなければならない。もしくは、シーズンが始まる前にトレードに出すべきだ。彼のFAが保留となったまま、シーズンを戦ってはいけない。彼がFAになるリスクを高め、見返りは何もないからだ。彼はチームが前進するために必要な最大の資産である。また、トレードで最も価値のある商品だ」と強い論調でレポートした。

 ダルビッシュの契約延長は年内に決まるのか、来年頭に持ち越しになるのか、それとも今オフに成立せず、トレードの可能性が浮上するのか――。来オフにダルビッシュの獲得を目指しているチームも、日本人右腕の動向を注視している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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