V逸で厳冬更改のホークス、厳しい査定続くも大幅アップ勝ち取った選手は?
3年連続50登板以上の森は1700万円増
〇甲斐拓也捕手 600万円→900万円(300万増)
〇城所龍磨外野手 2000万円→4000万円(2000万増)
〇森唯斗投手 7000万円→8700万円(1700万増)
拓也(来季からは登録名を甲斐拓也に変更)は今季、自身最多となる13試合に出場。約3か月半、1軍に登録され、プロ初安打を放つなど、徐々に頭角を現してきている。来季への期待値を込めての300万アップとなった。城所はMVPを獲得した交流戦など、前半戦の働きが高く評価された。国内FA権を取得したが、行使せずにソフトバンク残留を決めたことも考慮され、倍増となった。一方、森は3年連続の50登板以上が評価されてのアップとなった。
〇鶴岡慎也捕手 7600万円→7600万円(複数年契約中につき現状維持)
〇吉村裕基外野手 5000万円→5000万円(複数年契約中につき現状維持)
〇和田毅投手 4億円→4億円(複数年契約中につき現状維持)
鶴岡はFA権を行使し、ソフトバンクに入団した際に4年契約を結んでおり、来季はその4年目となる。また2年契約の最終年を迎える吉村、4年契約の2年目を迎える和田も現状維持でサインとなった。
今季のソフトバンクは、1軍で結果を残してナンボの姿勢が見て取れる。まさに、信賞必罰と言えるだろう。今後、中心選手の契約更改も行われるが、その多くが複数年契約中。複数年ではないのは武田翔太、千賀滉大、森唯斗、今宮健太、中村晃、柳田悠岐といったところか。主力中の主力に、いかなる提示が待っているのだろうか。(※金額は推定)
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count