大谷翔平が来オフにMLB行きを決断したらどうなる? 米メディアが解説

当初、日本人選手は対象外とする見方もあったが…

 新たな労使協定が合意に達する前から、大谷が「インターナショナル・ボーナス・プール」の対象になることは指摘されていた。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は先月上旬、今オフに二刀流右腕がメジャー挑戦に踏み切っても、マイナー契約しか結べないとする記事を掲載している。旧労使協定では、「インターナショナル・ボーナス・プール」の対象選手は22歳以下と定められており、今オフに移籍を決断すれば制約を受けるという内容だった。

 その記事では「オオタニは22歳であるため、彼と契約を結ぶチームは『インターナショナル・ボーナス・プール』の制約を受ける。23歳以上であり、プロ野球リーグで5年以上プレーしている選手には適用されない。オオタニは2017年以降、条件を満たすことになる」と指摘。大谷を「22歳のキューバ選手と同様に扱われるだろう」として「つまり、メジャーリーグ契約ではなく、マイナーリーグ契約のみが可能であるということだ」としている。

 それでも、大谷が今オフに移籍せず、7月に23歳になれば問題はないと思われていたが、今回合意に達した新労使協定では、対象年齢が22歳以下から24歳以下に引き上げられた。つまり、大谷は2019年までこの制約を受ける対象となった。当初、日本人選手は対象外とする報道もあったが、米メディアはウインターミーティングで大谷も例外ではないことを確認。改めて波紋が広がっている。

 では、大谷が来オフにメジャー挑戦を決断した場合、どのような状況になるのか。パッサン記者は、以下のように記している。

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