8選手のうち活躍した選手は一握り DeNA来季躍進のカギ握る助っ人の出来
物足りない成績に終わった助っ人投手陣
〇エリアン・エレラ内野手
79試合、打率.218、5本塁打、33打点、推定年俸8000万円
前述のロマックが当たらず、シーズン途中の5月に緊急補強したのがエリアンだった。二塁、三塁をこなすドミニカ共和国出身のスイッチヒッターは外国人ながら2番でバントもするなど献身的にチームを支えた。
一方で7月6日のヤクルト戦(横浜)では来日1号となる逆転満塁アーチを放ち、シーズン5本塁打はすべてヤクルト戦とキラーぶりを発揮。助っ人としては数字は物足りないが、CS最終ステージの広島戦では黒田から2ランを打つなど、意外性のある打撃は貴重な戦力となり、来季も残留が決まっている。
〇ギジェルモ・モスコーソ投手
13試合、5勝7敗、防御率5.18、推定年俸1億6000万円
〇ザック・ペトリック投手
15試合、3勝2敗、防御率5.51、推定年俸5000万円
投手陣に目を移すと、野手陣に比べてもやや物足りない成績となった。入団3年目のモスコーソは開幕ローテ入りしたが、6月以降4連敗で2軍落ち。9月に1軍復帰して17日の阪神戦(甲子園)で勝利したものの、5勝止まりだった。
今季から加入したペトリックは、シーズン序盤は中継ぎをこなし、先発陣に疲れが見え始めた7月から先発転向した。3勝をマークしたが、4、5イニングで降板する機会が目立ち、救援陣の負担を増やす結果となってしまった。ともに退団する見込みとなっている。