8選手のうち活躍した選手は一握り DeNA来季躍進のカギ握る助っ人の出来
ロペス以外は苦しんだ印象の助っ人陣、オフには積極補強を敢行
〇マイク・ザガースキー投手
32試合、3勝1敗3ホールド、防御率4.96、推定年俸3500万円
〇マイク・ブロードウェイ投手
5試合、0勝0敗0ホールド、防御率4.50、推定年俸6000万円
ともに途中加入の救援陣は明暗が分かれる形となった。元広島のザガースキーは4月に入団。手薄な左のリリーフとして勝ち、負けの展開を問わずに起用されて須田、田中、三上、山崎康らとともにブルペン陣を支えた。7月に加入したブロードウェイは、1軍デビューとなった8月17日のヤクルト戦(神宮)で来日初球をバレンティンに本塁打されなど5失点と、その名の通り“劇場型”デビュー。結局、5試合の登板のみで戦力になれず、ともに退団がすでに発表されている。
ほかに昨年入団し、中継ぎとしてブルペンを支えたヨスラン・エレラ投手は右肩の故障の影響により、1軍登板なく、退団となった。
こうして見ると、ロペス以外は苦しんだ印象で首位・広島と大きく水を空けられる要因となった。ラミレス監督はシーズン後に「補強も必要になってくる。球団とも話していきたい」と語っていた通り、今オフは先発候補のウィーランド、抑え候補のパットン、パンチ力が売りのシリアコと積極的に新戦力を獲得している。
筒香、梶谷ら看板選手に加え、今季急成長した桑原、倉本、宮崎、石田、今永など楽しみな日本人選手を従え、19年ぶりのリーグ優勝、日本一に臨む来シーズン。助っ人の活躍がチームの命運を握るかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count