ダルビッシュ、FA後の年俸は最低23億円? 地元紙が主張「優秀な投手は稀」
今オフにトレードには出す予定はない?
記事では、このように指摘。ダルビッシュのFA後の年俸は最低でも2000万ドルに達すると予想している。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」では以前、6年総額2億ドル(約233億円)規模の契約になると伝えていた。
「あなたがどう思うと関係ない、これは起こり得るのだ。これが優秀な投手の価格である。ユウ・ダルビッシュは優秀な投手だ。しかし、素晴らしいと言う程ではない。
ブルージェイズと対決した、アメリカンリーグのディビジョンシリーズ第2戦は痛ましかった。5回を投げ、5被安打、5失点、4被本塁打。しかし、これも関係ない」
メジャー屈指の投手と評価されることもあるダルビッシュに対して、記事では現実的な寸評を並べており、今季のプレーオフでの“炎上”も厳しく指摘しているが、それが新たな契約に影響を与えることはないという。「優秀な投手は稀である。(GMの)ジョン・ダニエルズは彼のことが大好きだし、トレードには出す予定はない。しばらく彼は球団にいるだろう」。地元メディアの中には、見返りに有望な若手を獲得するためにダルビッシュをトレードに出すべきとの声もあるが、今オフに移籍となる可能性も低いと、同紙は分析している。
「ユウの要求を先送りにした場合、彼がフリーエージェントになった際、球団を去る口実になるのではないかと彼らは恐れている。歴史的に、FA投手はアーリントンから離れていくのだ。 アレックス・ロドリゲス以降、ユウと同等の自由を与えられているレンジャーズの選手はいない。また、マイナーから昇格しナンバー2を担えるような投手がいない」
代わりを務められる人材はおらず、球団は交渉でダルビッシュ側の要求に応えてでも、契約を延長して流出を阻止するべきだと同紙は主張している。2018年、ダルビッシュはどのチームのユニフォームを着てマウンドに上がるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count