SB内川、2000万円アップでサインも「優勝に導けなかった悔しさしかない」
来季『SAY1夢シート』を設置「生で見ることによって夢につながる」
内川が全試合出場を目指す要因は他にもある。来季、内川自身がヤフオクドームの年間シート20席を買い上げ『SAY1夢シート(仮称)』を設置。週末は熊本、大分の被災地の子どもたちを中心に招待することを決めた。
「震災復興支援の形として野球教室や被災地訪問という活動もあるが、やはり野球の生の空間を味わってほしい。熊本や大分には、生の野球を見たことがない子どもたちが多いし、生で見ることによって夢につながることもある。(子どもたちが来づらい)平日は大人の方にも日常から一度離れて生の野球に接してもらえるように。それもあるから、余計に全試合出たいというのはある」
来季、目標とする数字については「(目指す)数字は正直ない」という。
「全試合に出て日本一になりたいというだけ。みんなで遠慮なくビールかけではっちゃけ合える瞬間まで頑張りたい」
自らが招待した子どもたちの声援を受けながら、キャプテン・内川は来季も日本一という頂点を目指す。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura