田中将大の評価に米メディア異論「ヤンキーが過小評価? なんてことだ」

田中が先発しなければヤンキースは負け越し!?

「プレーオフを逃したヤンキースは、タナカが先発すると23勝8敗、それ以外では61勝70敗であった。球界におけるディファレンス・メーカー(違いを生み出す存在)と言える。例を出せば、クリス・セールの先発時のホワイトソックスは18勝14敗、セールの防御率(3.34)はタナカより悪い。これは決してタナカがセールより優れている、ということではないが、ほとんどの人はタナカがセールに肩を並べる存在だとは考えもしていないような気がする」

 ヤンキースは今季、84勝78敗と貯金6でシーズンを終え、プレーオフ進出を逃した。しかし、田中が先発した以外の試合では、実は借金9という成績だったことを記事では紹介。逆に、田中の先発ゲームでは15もの貯金を作ったという。今季開幕直後は好投しても白星がつかず、14勝でシーズンを終えたが、しっかりと試合を作ってチームに貢献していたことが分かる。セールといえばメジャー屈指の左腕だが、田中も同様の評価をされるべき存在だという。

 田中については、11月中旬にも米メディア「ファンラグ・スポーツ」が「マサヒロ・タナカはたびたび見落とされ、正当に評価されていない」との見出しで特集記事を掲載。「タナカはヤンキース、そして野球ファン両方に見過ごされている。おかしいじゃないか。でも、これが真実だ」などと痛烈に“批判”していた。

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