アジア初Vの侍U-12で仁志監督が選手に注いだ“愛”「息子たちのような存在」
「愛すべき“息子たち”」と仁志監督、アジアから世界一へ
仁志監督は「彼らは能力の高い選手たちです。このまま中学校、高校と活躍することを期待しています。野球人口も減り、子どもも減っている中でこういう高い能力を持っている子どもたちは貴重な存在。野球界としても期待していますが、今後、大事に見守っていかなければいけないと思っています。自分の愛すべき“息子たち”のような存在ですから、動向は追っていきたいと思います」と話した。チームは解散となるが、15人の“息子”をこれからも守っていく。
同時に、次なる戦いは始まっている。仁志監督はアジア初制覇を成し遂げた選手たちに感謝しながら、「今後はアジアだけではなく、来年はワールドカップがありますので、そういった大きな大会でも日本の名前をトップに連ねられるようにしたいですね。侍ジャパンとしても、日本の野球界全体としても一丸となってトップを目指して頑張っていきたいと思います」と話した。アジアの頂点から世界一へ。挑戦は終わらない。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi