田中将大と大谷翔平がヤンキースで同僚になる可能性は? 米記者が見解語る
来オフに契約破棄を選択する可能性もある田中
田中は7年契約の4年目となる来季終了後に契約を破棄してFAになれる「オプトアウト」の権利を持っている。今季同様の成績を残せば、2018年以降の年俸は現在の2200万ドル(約26億円)から、3000万ドル(約35億4000万円)程度まで上がることは確実。「ヤンキースが優勝争いから離脱し、今季同様トレードに対して再度前向きになった時」「田中がオプトアウトを行使すると、ヤンキースが確信した時」という2つの条件がそろえば、若手有望株を獲得するため7月に田中をトレードに出す可能性もあると、同記者は以前から指摘していた。
ただ、来オフの大谷獲得を考えた時に、同じ日本人投手の田中が残っていれば、争奪戦でメリットになるのではないか――。今回、読者からそのような疑問が持ち上がった。そのためにヤンキースが田中を残留させるという考えになれば、同球団で田中と大谷の両選手を見たいと思うファンからすれば、“一石二鳥”になるというわけだ。夏にトレードに出さなくても、田中がオプトアウトしてFAになる可能性は高いため、その場合は球団側も再契約に全力を注ぐことになる。
アクシサ記者は、前述の質問に「可能性はある」としながら「タナカとオオタニの関係性についは分からない。今オフシーズン、彼らはキャッチボールをした。しかし、単なるトレーニング仲間かもしれない」と言及。田中と大谷は今オフ、ダルビッシュ有の自主トレで顔を合わせており、キャッチボールを行う様子もインスタグラムで紹介されていた。アクシサ記者はその程度のことしか自身は情報をもっていないと率直に答えつつ、「2014年に私が聞いたことによれば、タナカとヒロキ・クロダは近しい関係ではなかったという。2人とも日本から来たからと言っても、相棒ということにはならない」と明かした。