2億円増、大幅ダウン…DeNAの年俸増減で見るCS初進出への貢献度
減額では久保康が2000万円ダウン、13年ドラ1右腕は300万円減
昇給を勝ち取った選手もいれば、もちろん減額を言い渡された選手もいる。ダウン額で最も大きかったのは、ベテランの久保康。今季は1年間、ローテを守ることができず、自己最少の15登板で5勝どまり。2000万円(17%)ダウンの1億円で更改した。中堅組でいえば、石川が700万円(10%)減の6300万円、荒波が700万円(17%)減の3300万円と目立った。
ダウン率が最も大きかったのは、3年目の柿田だ。13年のドラ1右腕は3年連続で1軍登板なし。300万円(27%)減の800万円。背番号も「13」から「91」に変更されることが決まっている。ほかにも高崎が800万円(24%)減の2500万円、黒羽根が600万円(23%)減の2000万円、平田が300万円(23%)減の1000万円、山崎憲が500万円(22%)減の1700万円と1軍戦力になれなかった面々が大幅ダウンとなっている。
チームに貢献できれば大幅な昇給を勝ち取り、できなければ容赦なく減額されるプロ野球の世界。初のCS進出を果たしたDeNAでも貢献度合いに応じて、査定に基づいた金額が提示された。19年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指す来シーズン。果たして、どの選手が活躍し、来オフの大幅アップを勝ち取るのか。それは選手にとってはもちろん、ファンにとっても楽しみになる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count