侍ジャパンが世界を席巻した2016年 各カテゴリー計6大会で金5、銀1を獲得
アジア制覇のU-18代表からはドラ1続出、女子代表は前人未踏のW杯5連覇
甲子園の熱戦が終わった直後の8月末から9月上旬には、台中で「第11回 BFA U-18アジア選手権」が開催された。小枝守監督率いるU-18代表は、全勝で決勝へコマを進めると、前回覇者のチャイニーズ・タイペイを1-0で破り、2大会ぶりの優勝を飾った。10月のプロ野球ドラフト会議では、U-18代表の中から、堀瑞輝(広島新庄-日本ハム)、今井達也(作新学院-西武)、藤平尚真(横浜-楽天)、寺島成輝(履正社-ヤクルト)と4人のドラフト1位指名が出た。
U-18代表が優勝決めた前日から韓国で幕を開けたのが「第7回 WBSC 女子ベースボールワールドカップ」だ。“マドンナジャパン”こと侍ジャパン女子代表は、前人未踏の5連覇というプレッシャーがのしかかる中、大倉孝一監督の指揮の下、全勝で決勝へ進出。ここでもカナダ代表を10-0で破る横綱相撲で、他国に圧倒的な力の差を見せつけながら、大会5連覇を飾った。投手陣の軸となった里綾実(兵庫ディオーネ)は史上初の2大会連続MVPを獲得。里は大会ベスト先発投手部門とのダブル受賞、川端友紀(埼玉アストライア)も大会ベスト二塁手部門を受賞した。