サブロー引退、首位打者&最優秀防御率…ロッテの2016年10大ニュース

70歳の打撃投手・池田寮長は退団

○正捕手定着へ、田村の奮闘

 里崎の引退後空席となっていた正捕手争いは、高卒4年目の田村の定着で決着となりそうだ。投手陣からの信頼を勝ち得たリードだけでなく、盗塁阻止率もリーグ3位と及第点。前年から大幅アップとなる打率.256という数字が示すとおり、バットでの貢献も光った一年となった。来季からは里崎の背番号「22」を背負い、さらなる飛躍を目指す。

○和製大砲、大松尚逸が退団へ

 マリンスタジアムで一際大きい声援を浴び、ファンからも愛される存在であった大松。しかし、11年以降は故障が続き、今年は5月にアキレス腱を断裂。無念の戦力外となったが、本人は強い決意のもと現役続行に意欲を見せている。

○デスパイネ退団

 過去2シーズンで42本塁打を放ち、ロッテ打線を牽引してきた「ロッテ愛」溢れるデスパイネも、今季限りでの退団が決定。来季もCS進出を争うライバル、ソフトバンクが獲得に興味を示しており、ダメージは計り知れない。デスパイネ、ナバーロの退団により今季二桁本塁打を記録した選手が皆無となる異常事態であり、新外国人補強の結果が来季へ大きく影響を与えそうだ。

○池田重喜寮長兼打撃投手が退団

 選手・裏方としてロッテ入団から44年、70歳にして打撃投手も務めるなど様々な選手を見守ってきたロッテ浦和寮の池田寮長が今季限りで球団を退団へ。生え抜きの若手選手が少しづつチャンスをものにして1軍に定着してきたロッテの「文化」を語る上で、池田氏の存在は欠かせないものであった。

【了】 

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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