最下位脱出、オコエ成長、創設メンバー引退…楽天の2016年10大ニュース
東北出身の2人がシーズン後に加入
◯福山が球団史上最多の69試合に登板
中継ぎの柱に成長した福山が球団史上最多となる69試合に登板した。12年にDeNAを戦力外となり、トライアウトを受けて楽天に入団。日本一になった13年は22試合に登板。14年は65試合で23ホールドを記録した。15年も65試合で22ホールド。今年はリーグトップの69試合でマウンドに上がった。3年連続で65試合以上に登板とフル回転している。
◯過去最多の観客動員数
今季の主催試合において、観客動員数が過去最高を上回る162万961人に達した。初年度の05年は68試合で97万7104人。球団創設3年目の07年に110万人を超えると、09年には120万人以上を動員。その後、3年間は110万人台だったが、日本一となった13年に再び120万人超えを達成。14年に140万人、15年に150万人以上と観客動員数を伸ばしていた。そして今季、これまで最多だった15年の152万4149人を大きく上回った。今年は5月に観覧車が、8月にはメリーゴーランドが設置され、これらがあるレフトスタンド後方の「スマイルグリコパーク」には気仙沼市発祥のカフェ「アンカーコーヒー」もある。こうした「ボールパーク化」も観客動員数増加につながっている。
◯東北出身者が加入
山形出身の栗原が入団テストを経て入団。結局、1軍出場なく現役を引退し、来季は2軍打撃コーチとして若手を指導する。今オフは、名取北高、東北学院大を経て西武入りし、プロ10年で103勝を挙げた岸がFA宣言し、地元に帰ってくる決断を下した。さらに、ゴールデングラブ賞を2度、獲得している青森出身の細川もソフトバンクを退団して加入。東北出身者の活躍でチームを盛り上げたい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count