日本人メジャー選手も続く? バムガーナーにWBC途中参戦を打診と報道

新規定の利用でチームや代理人が懸念する“酷使”を回避

 WBCで国を代表して戦うことは大きな名誉。条件さえクリアになれば、誰しもが侍ジャパンの一員として闘ってみたいと思うはずだ。だが、今季エースとして先発陣を牽引することが期待される田中は、シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウトの権利を持っていたり、メジャー初年度は先発ローテを守り抜く大車輪の活躍だった前田には、メジャー2年目という未知の世界が待ち受けていたり、と、それぞれ理由は違えど、球団や代理人が選手をレギュラーシーズンに集中させたい理由がある。

 球団や代理人が懸念するのは、短期間の大会で選手が酷使されることだが、途中参加の規定を利用すれば、その心配はない。また、WBC期間中は例年オープン戦の時期にあたるため、もし決勝ラウンドからの参加となれば、直前まで所蔵球団での調整が可能で、チームも選手の仕上がり具合を把握できるだけに、出場に向けてのハードルはグッと低くなるだろう。

 バムガーナーが利用する可能性のある途中出場の規定があれば、侍ジャパンに限らず、他の代表チームにもさらに力強いメンバーが名を連ねるかもしれない。各出場チームがどういった形で利用してくるのか、注目が集まりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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