ハム斎藤佑、理想のフォームは「高校生や大学生の頃」 鍵握る「肩の状態」
「去年よりはいい感覚はある」、右腕が分析する復活の鍵とは
今季の復活を目指す日本ハム・斎藤佑樹投手。5日に千葉・鎌ケ谷市のファイターズスタジアムで自主トレを公開し、プロ7年目のシーズンへ向け、「監督に言われた場所で1試合でも多く投げられるようにしたい。1試合でも多く投げて、1イニングでも1アウトでも取れるように頑張ります」と意欲を燃やした。
先発一本で臨んだ昨季は開幕2軍スタート。5月5日に中継ぎとして1軍昇格。11試合登板(3試合先発)、0勝1敗、防御率4.56と不本意な成績に終わった。復活の鍵はどこにあるのか。右腕はこう分析している。
「もう1回フォームを見直して。(右肩の)可動域が狭くなっているので、そこを広く出来るように。去年よりはいい感覚はある。(結果は)試合にならないと分からないですけど、それまでの準備をしてきたいです」
開幕投手を務めた12年シーズン中に右肩の違和感を覚え、オフに「右肩関節唇損傷」と診断された。まともに右腕を上げることが出来ない重傷。13年は1試合の登板のみと棒に振り、14年2勝、15年1勝止まり。現在は右肩の状態は上がっているが、かつての右肩の柔軟性が失われているという。