アジアを席巻した宝刀スライダーで勝負 日本ハム期待の新人ドラ1堀
「一番自信がある」スライダー、その特長は…
スライダーは堀自身「一番自信がある」と話す。
その球種で同世代の各国代表を封じられた結果は「自分が思っていた以上」。分かっていても対応することができないチャイニーズ・タイペイ打線、韓国打線を見て、当時小枝監督は「(スライダーの)曲がりが打者の手元なので、スイングができないんでしょうね」と分析していた。
日本ハムの新入団選手発表記者会見では、自己紹介で「僕は『暗い男』です。目立つことが得意ではないので……。これから克服していければ」と珍回答した左腕。「普段は静かな方。でも、野球の時は、すごく気合を入れます。マウンドの上に立つ時は『自分が絶対に抑える』って思ってやっています」と、野球では常に強気に攻めていく。
アジアを席巻した“宝刀”スライダーを持つ堀が、選手育成に定評ある日本ハムで、プロとしてどのように成長していくのか。左腕の成長ぶりが楽しみだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count