セ指揮官も実感、“高速化”進むパ 直球で一番空振りを取れる投手は誰?

中継ぎ・抑えはクローザーが独占、断然1位はあの剛腕助っ人

【中継ぎ・抑え部門】

○3位 西武・増田達至(11.9%)

 15年の最優秀中継ぎ投手に選ばれた右腕は、昨季からクローザーに定着。150キロ近い直球を投げ込み、ややスライダー気味に変化する特徴的なくせ球で高い空振り率をマークした。計897球のうち581球を投じ、69球で空振りを奪った。

○2位 楽天・松井裕樹(12.0%)

 若き守護神の代名詞といえばスライダーだが、150キロ前後のストレートでも空振りを奪っている。スライダー、チェンジアップとのコンビネーションで打者のバットに空を切らせた。計1180球のうち783球を投じ、94球で空振りを奪った。

○1位 ソフトバンク・サファテ(16.4%)

 先発・中継ぎ・抑えを通じてNO1に輝いたのは、鷹の守護神だった。2年連続で最多セーブに輝いた剛腕は150キロ台後半の分かっていても打てないストレートで打者をねじ伏せた。計990球のうち658球を投じ、108球で空振りを奪った。

 ソフトバンク・サファテが2位の楽天・松井裕に4.4%差をつけ、先発、中継ぎ・抑えを通じてダントツの成績となった。

 こうして見ると、150キロ級を操る剛腕の名前がズラリと並ぶが、この事実がリーグのレベルの高さとは無関係ではない。セ・リーグとの交流戦で、ある指揮官が指摘していた。

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