前日本ハム・バース メジャー評価高めた、日本での「2つの成長」とは
メジャー復帰へ「チャンスをまた得た。準備はできている」
シーズンでは先発から抑え、ロングリリーフまであらゆるポジションを務めたことを回想し、自身のキャリアで初のポストシーズンとなった広島との日本シリーズ第6戦(マツダ)を思い出に挙げている。優勝への王手をかけた大一番に7回から5番手で登板すると、5-4でリードした8回2死満塁の打席でセンター前にタイムリーを放った。
「打席に立って、1球目がきて、2球目がきて、打てのサインが来たんだ。直球がきて、センターにライナーを返して1打点、2点差にしたんだ」
この試合に勝ち、日本一を達成。充実した日本でのシーズンとなったが、記事によると、本人の気持ちはすでに視線はMLBのマウンドに向いている。
「いいシチュエーションにいる。メジャー契約を探すために帰国するというギャンブルをしている。何が起きても、メジャーリーグレベルのチャンスをまた得たということを知っている。準備はできている」
このように意気込み、メジャー契約へ向けて調整しているというバース。MLB公式サイトのジェイソン・ベック記者は自身のツイッターで本人がタイガースを含む5、6チームと交渉していると明かしたことを伝えており、契約に向けて着実に近づいている様子。日本で飛躍を遂げた右腕が再び、メジャーの舞台で輝くことを、ファイターズファンも願っているに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count