日ハム移籍の大田泰示、覚醒の鍵は中田翔? 指揮官「翔にとってもプラス」
対戦する際には試合前、中田にアドバイスをもらっていた大田
未完の大器は新天地で覚醒するのか――。日本ハムの大田泰示外野手は、米サイパンで巨人・相川亮二捕手、DeNAから巨人にFA移籍した山口俊投手らと合同自主トレ中。巨人からトレード移籍1年目となる今季、外野のレギュラー獲りに期待がかかっている。
可能性は十分ある。日本ハムの外野手では昨季116試合に中堅でスタメンした陽岱鋼が巨人へFA移籍。昨季リーグ2位の打率.314を記録した西川遥輝は左翼の定位置を確保しているが、中堅、右翼は岡大海、近藤健介、谷口雄也、浅間大基らとの競争となりそうだ。それでも、大田は栗山英樹監督から主軸候補と期待されているだけに、レギュラー奪取へのチャンスはありそうだ。
188センチ、95キロと堂々の体格。かつて、ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ元監督から「3年で日本代表になる」と絶賛された身体能力の持ち主である。1軍定着へは精神面の強化のみと言われているが、「大田覚醒」のキーマンとなりそうなのが、中田翔だ。
巨人時代の大田は日本ハムと対戦する試合前は必ずと言っていいほど、中田のもとへ。日本ハムの主砲は同じ広島出身のスラッガーとあってか、大田へ身ぶり手ぶりを交えてアドバイスする姿が目立った。