前巨人・加藤健がBC新潟球団社長補佐に就任「新潟に恩返ししたい」

昨年巨人を戦力外、引退決意、生まれ故郷で再出発

 昨季限りで巨人を戦力外となった加藤健氏が16日、新潟市内で記者会見し、独立リーグ・ルートインBCリーグの新潟の社長補佐に就任することが発表された。生まれ故郷で再出発することになった加藤は「新潟に恩返ししたい」と力を込めた。

 同日、池田球団社長と共に会見に臨んだ加藤は「僕のわがままを受け入れていただいた会長、ありがとうございます。野球人生は崖っぷち。1年1年いろんなことを考えながらやってきました。僕の考えていることとアルビレックスBCと考えることが一致した。もっともっと頑張らないといけない」と語った。

 具体的な業務としては新潟の野球少年を指導する「野球塾」や編成面、営業面と幅広く携わっていく予定。「壁にぶつかると思うが、いろんなことを吸収して、自分の引き出しを増やしていきたい」と加藤。池田社長は「新潟の野球界のトップを走ってきた加藤さんの力を借りて、野球の楽しさ、素晴らしさを伝えていきたい」と期待した。

 新潟・新発田農高から1998年ドラフト3位で巨人入り。18年間、巨人一筋でプレーした。阿部慎之助の存在もあり、主に控えとして過ごし、2015年の35試合出場がキャリア最多。それでも2012年の日本シリーズで負傷の阿部に代わりスタメンマスクを被るなど、長らくチームを支え続けた。

「カトケン」の愛称で親しまれたベテランは1軍通算185試合出場、273打数59安打、打率.216、3本塁打、24打点の成績で現役を引退。生まれ故郷で第2の人生のスタートを切る。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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