昨年“入札ゼロ”の韓国人選手、国内球団の4年契約固辞 マイナー契約でMLB挑戦か
「スプリット契約」でメジャー行き? 「この機会を逃せば、将来後悔する」
黄は昨オフ、ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指したが、入札がなく断念していた。しかし、打率.335、27本塁打、113打点の好成績を残し、FAとなった今オフに再びメジャー挑戦の道を模索。好条件のオファーは届いてない模様だが、メジャー挑戦に踏み切る決意を固めたことになる。
記事によると、ジャイアンツ、タイガースを含むMLB4球団が黄の獲得に興味を抱いているという。だが、メジャー昇格した際の年俸もあらかじめ取り決める「スプリット契約」で、マイナー契約から挑戦する可能性が高そうだとも言及。韓国ロッテとの条件の差が大きいことは間違いないが、「夢」を選択した。
黄自身も記事の中で「ジャイアンツからオファーを受け取った後、決断を下すのに苦労しました。魅力的な提案でしたから。でも、MLBに行くまたとないチャンスなんです。この機会を逃せば、将来後悔すると思います」と話している。
昨年は、ツインズに加入した朴炳鎬、マリナーズに加入した元ソフトバンクの李大浩らが序盤戦こそ活躍したものの、徐々に失速。韓国人野手にとって、決して良いシーズンとはならなかった。黄は憧れのメジャーの舞台で活躍することが出来るだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count