ダルビッシュが「目玉選手」 今季終了後のFA市場、先発投手の陣容は「B+」
オプトアウトの権利を持つ田中、契約破棄なら先発投手の等級は「A」に!?
また、田中の名前はダルビッシュに続いて登場。ジャイアンツのジョニー・クエト投手とともに「ワイルドカード」とされている。
「2人ともオプトアウト条項を契約内に有している。タナカは靭帯に部分断裂があるが、彼を止めるものではなく、この2年、ヤンキースで防御率3.26、ERA+は130を記録している」
防御率が平均値に比べてどれだけ優れているかを示す「ERA+」(平均値100)の優秀さを挙げ、田中の価値の高さを特筆。1年目に長期離脱の原因となった靭帯部分断裂についても、すでに問題はないとの見方だ。
この他、同じようにオプトアウトの権利を持つチェン・ウェイン(マーリンズ)、イアン・ケネディ(ロイヤルズ)や、契約満了でFAとなるクリス・ティルマン(オリオールズ)、マルコ・ストラーダ(ブルージェイズ)らの名前も挙がっている。
その上で、先発投手の「グレード」は「B+」となっているが、最後に注意書きで「もしクエトとタナカが良いシーズンを送り、オプトアウトをしたら、我々はAに押し上げる」と明記。2人がFAとなれば、過去と比較しても最高レベルの選手が市場に揃うと見られているようだ。
この原稿では触れられていないが、日本ハムの大谷翔平投手もポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦の可能性があり、米メディアのFA特集では度々、名前が挙げられている。日本人投手が市場を席巻することになるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count