「もう若手ではない」8年目、西武・菊池雄星が本気で考えるモデルチェンジ

「ここで嫌なことから逃げずに、どれだけ向き合えるかが大事」

 沖縄の自主トレではウエイトトレーニングにも励むが、それ以上に大切にしたいのが「ピッチングの基本」だという。

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沖縄で自主トレに励む西武・菊池雄星【写真:編集部】

「僕らは技術職なんで、いくら筋トレだけをしてもコントロールは良くならない。やっぱり投げることでよくなると思うんです。本当に地道な作業ですけど、シャドーピッチングだったり、遠投だったり、キャッチボールだったり、基本的なことを、いかに丁寧にできるか。根気強く同じことを何回できるかということが大事。

 きっちり同じタイミングで、同じ所に足をついて、同じ力で投げられるか。こういう地道な作業が、実は一番苦手なところで、今まで避けてきた部分。見て見ない振りしてフタをしてたんですけど、そこができない限りは四球も減らないでしょうし、ピッチャーとして成長はないですから」

 冬の過ごし方がシーズンを決める、とよく言うが、「この時期が本当に一番嫌いなんですけど、一番大事なのも自覚している(笑)。ここで嫌なことから逃げずに、どれだけ向き合えるかが大事だと思いますね」と話す25歳左腕。今季はひと味違ったスタイルをマウンド上で披露してくれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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