1次Rに強敵揃いで韓国ピンチ!? イスラエルがメジャー組招集でA組は“混沌”
オランダとチャイニーズ・タイペイも強敵、韓国は軸となるメジャー組の野手を招集できず!?
ピーダーソンはパンチ力のある打撃で15年は26本塁打、昨年は25本塁打を放った売り出し中の24歳で、キプニスは昨季ワールドシリーズ進出を果たしたインディアンスの不動のレギュラー二塁手。また、バレンシアは昨季アスレチックスで主に三塁手・右翼手として130試合に出場して打率.287、17本塁打をマークし、今季からマリナーズでプレーする。ブレスローはメジャー通算539試合登板を誇るベテラン左腕で、2013年には上原、田澤とともにレッドソックスのブルペンを支え、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
記事では「イスラエルの市民権(を得る)資格がある選手は、たとえ市民権を持っていなくても、WBCで代表チームに入る資格がある」と説明。ここに名前の挙がった選手が代表入りすれば、レベルは確実に一段階上がる。
イスラエルは1次ラウンド初戦で韓国と対戦後、チャイニーズ・タイペイ、オランダに挑むことになっている。オランダもメジャーリーガーを多く招集しており、野球熱の高いチャイニーズ・タイペイを含めて実力のある国ばかり。イスラエルがしっかりと選手を揃えてくれば、状況は混沌としてくる。
一方で、悲願の初優勝を狙う同組の“本命”韓国は投手陣に故障者が続出していると報じられており、メジャーリーガーでは秋信守(レンジャーズ)や金賢洙(オリオールズ)が球団からの出場許可がおりない可能性があり、飲酒運転で事故を起こして現場から“逃走”するという不祥事が批判を浴びた姜正浩(パイレーツ)はメンバー外となった。大きな戦力ダウンとなることは確かだ。韓国開催のA組で“番狂わせ”が起き、韓国が2次ラウンドの舞台となる東京ドームに来られないということも、あるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count